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医療・ヘルスケアの事業はかなり中に入り込まないと難しい



医療・ヘルスケアの革命的なスタートアップって
なかなか出てこないなあと感じていますが、
その障壁となっているのが業界の法規制や専門性の高さだと思います。

たとえば、医薬品や医療機器であれば、
治験というプロセスがあり、どうしても数百億円のコストがかかってきてしまう。

電子カルテやレセプトは安価なクラウドのソフトが出ては消えましたが、
価格が安いのは良いものの、どうも現場で実用に耐えうるものではなかったようです。
つまるところ、プロダクト側の現場理解が浅くて、
価格安いが業務効率化度合いでいうとイマイチすぎて導入するメリットが薄いまたは
いまのソフトからスイッチできるものではない。

遠隔診療については、ここ最近で解禁の流れが出てきましたが、
少し前までは法規制の問題で本当にOKになるのかどうか、読めない状況でした。
解禁になったらなったで今度は参入が増えて、徐々にレッドオーシャンになってきている状態です。

そのほかにも、広告の規制や診療行為の規制、
どこまでが保険内でどこからが保険外なのかなどは、
かなりしっかりと調べないとわからない部分も多いです。

かういう私も、割りと近い介護の分野に身をおいていましたし、
医療も興味をもって継続的に見てきたつもりですが、
医師の方とお話すると自分が知らないことは本当に多いなぁと思います。

また、法解釈について曖昧な部分は
必ずしも厚労省から明確な回答を得られるとは限らず、
二の足を踏むケースも多いようですね。

こうした事情からすると、資金が限られているスタートアップが
じっくり時間をかけて取り組むのは、なかなかしんどい分野なのだろうなぁと思います。


そうした背景から、業界のイノベーションの動きとしては2タイプあって、
1つは医師などのインサイダーがスタートアップを立ち上げるケースです。
遠隔医療だと、メドレーや情報医療は、まさにそうしたケースですね。
アンドディーも、親族に医療法人や社会福祉法人をやっている人がいて、
そこでインサイトを得られるという背景がありました。

もう1つは資金力がある企業が異分野から参入してくるケースです。
これも、うまくいくケースはかなり忍耐強く、
医療系の人たちと関わってインサイトを得ているケースが多いですね。

たとえば最近だと、Speeeがはじめたザイエンスという会社が
その事例になってくるかもしれません。


なにはともあれ、課題も市場も大きい分野だけあって、
既得権益のパワーもとても強いし、命にかかわるから法規制もあります。
それだけに気軽にパッと参入できる分野でもないということでしょう。

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