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Datadog $DDOG 1Q-2020 決算&カンファレンスコール解説

今回はインフラ監視をSaaSで提供するDatadogについて書きます。

同社のサービスは
– 豊富なインテグレーション、あらゆるデータソースと結合でき、Slackなどにも通知できる
– 複数のデータソースを1つのダッシュボードで行える、BIのようなインターフェース
– データ分析を様々な角度から行える(割合、平均、積算…)
というところが肝になっているようです。

たとえばウェブサービスのレスポンスが遅延した、障害が発生したというときに
パッとダッシュボードを見て原因となっている箇所を確認、さらにドリルダウンして細かな数字を分析していく… といったことを
迅速に行うことが重要になります。

そのときに複数のデータソースから情報を1箇所に集められて、分析の解像度を自由に選べるというのは
インフラを管理している人にとってはとても有用なのです。

またSaaSであるがゆえに導入に摩擦がなく、廉価、月額費用、インテグレーション設定も簡単です。


●決算内容
・非常に良かった
・決算、ガイダンスともにOK、予想を上回りつつまだ保守的なのではと思わせる内容
・過去の決算でも常に売上が予想を上回っている


●決算数字
・売上:131.2M(予:117.6M)→○
・EPS:0.06(予:-0.01)→○

売上高成長率は87%でした。顧客数は11,500社で成長率は約40%でした。ARR 100K〜の顧客数は960社で成長率は89%でした。
ドルベースのリテンションレートは130%超でした。



●ガイダンス
2Q
・売上:135.0M(予:125.5M)→○
・EPS:-0.01(予:-0.02)→○

通期
・売上:560.0M(予:530.5)→○
・EPS:0.04(予:-0.06)→○

ガイダンスは予想を大きく上回りました。


●カンファレンスコール
・コロナの影響はトータルでは追い風
 ・旅行、航空会社、サービス業などコロナの影響をうける顧客はARRの10%にも満たない
 ・一方でストリーミング、ゲーム、フードデリバリー、ECなど利用が活発化しており、利用が拡張された
 ・ARRの約75%は年契約10万ドル以上の顧客(比較的大きい企業)であるため基盤が強固、SMBはARRの15%未満
 ・料金体系は監視するインフラごとの課金、オプションの従量課金であり、社員数ごとの課金ではないため(顧客の採用が鈍化しても)売上は堅調
 ・導入の摩擦がないため会議などがなくてもLand and Expandできる、現場決裁で少額からスタートし徐々に金額が増えていく
 ・1Q(1-3月)は過去の成長傾向と大きな変化は無し、3月末はむしろ顧客数が増加した
・ガイダンスの姿勢
 ・3末の急激な盛り上がりほどではないが4月のパイプランは堅調
 ・ただし、受注の遅延や失注、解約などが起こる可能性もあるため、保守的にガイダンスに織り込んでいる
 ・一方で現在の状況がデジタルトランスフォーメーションを加速させる要素もある
 ・現在のところSMB顧客の解約率は僅かな上昇を示しているが、過去の数字の範囲内
・クロスセルについて
 ・顧客の63%が2つ以上の製品を利用しており、Land and Expandがうまくいっている(昨年は32%だった)
 ・1Qの新規顧客のうち75%が2つ以上の製品を採用


●株価
決算翌日に+20%の上昇でコロナショック後の底から株価はすでに2倍まであがっています。
PSRも25倍まで上昇しています。

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