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Wix.com $WIX 1Q-2020 決算&カンファレンスコール解説

今回はウェブサイトビルダーのWix.comについて書きます。
Wix.comはいわゆるNoCode/LowCodeでデザインに優れたウェブサイトを誰でもつくれるサービスで、SMBをメインターゲットとしています。
具体的には街のアパレル、小売、習い事教室、レストラン、美容室…といったお店です。

作成したウェブサイトにはAppを連携したり、決済機能をつけたり、EC機能をつけたりでき、拡張に応じた課金も行っています。
コロナの影響で店舗ビジネスが稼働しないなか、Wix.comの需要が大きく伸びています。


●決算内容
・1Qは売上△、EPS×と良い内容ではなかった
・一方で2Qのガイダンスは予想を上回った
・4月の実績数値は急増、カンファレンスコールでは5月もその傾向が続いているとのこと


●決算数字
・売上:216.0M(予:216.2M)→△
・EPS:-0.4(予:-0.03)→×

売上高の年成長率は24%でした。
クリエイティブサブスクリプションの成長率は17%、ビジネスソリューションの成長率は72%でした。
クリエイティブサブスクリプションのARRは739.5Mで成長率は+19%でした。

有料課金ユーザは4.7Mに達し、成長率は12%でした。
登録ユーザは172Mに達し、成長率は16%でした。

クリエイティブサブスクリプションとはウェブサイトの作成、ドメイン取得などWix.comの基幹部分のサービスのことになります。
ビジネスソリューションとはAppsのサブスクリプション、決済機能のトランザクション課金、もしくはロゴ作成などショットの課金など様々なものが含まれます。


●ガイダンス
2Q
・売上:232M(予:227.49M)→○

通期ガイダンスは不透明性により取り下げ


●4月の状況
・新規ユーザ獲得 YoY+63%
・有料課金ユーザの増加数 YoY+207%
・Ascend(チャット、フォーム、顧客管理などのパッケージ)新規加入 YoY+136%
・Wix Store(EC機能)新規加入 YoY+580%
・Wix Restaurants(テイクアウトやデリバリー決済など)新規加入 YoY+167%
・Wix Paymentsを通じたGMV MoM+66%
→新規ユーザはもちろん、既存ユーザが有料課金に転換したり付属サービスの利用をはじめたりした


●カンファレンスコール
・4月の好調さは5月も継続しており、かつロックダウンを解除したエリアでも引き続き好調
・一方で3月末の2週間の数字はなぜか悪かった、そのため不確実性もあると考えて通期のガイダンスは取り下げた
・WixのGMVのうち、Wix Paymentの利用率は30%、新規の有料ユーザのうち80%はPaymentを導入している
・新規ユーザが増え、既存ユーザがプランをアップしている一方で予定していた値上げを延期したためプラスマイナスあって2Qガイダンスはやや増加
・SMBが倒産してしまうことによるマイナス影響もあり得る


●所感
・Wixはたびたび予想を下回る実績を出しているので、ガイダンスの精度は正直悪い印象
・ただ、4月の勢いが5月も継続しているならば、基本的にはポジティブに見ていいように思う。
 ロックダウン解除後も街ナカのSMBは活気を取り戻さないことがすでに観察されており、必死になってオンライン化を進めているところなはず。
・一方でSMBの倒産(=解約)リスクもあり、2Q-3Qあたりでパタパタと解約率が上昇、コホートが弱まったりしないかは懸念
→顧客の財務基盤はShopifyよりも脆弱なイメージ、オフラインビジネス主体の顧客が多かったのではと思う

(個人的には随分とPSRは高くなったけれども、Wixを買うならShopifyを買うかなぁ)

●株価

この1年、グズグズと冴えない株価だったが、今回の決算で一気に突き抜けてきた





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